テレビ番組制作会社での3ヶ月間。インターンシップ経験者がテレビの没落を語る。

ブーバ物語

こんにちはー、ブーバです。


今日はこの話題に行きたいと思います。


僕はテレビ番組制作会社で
3ヶ月間働いたことがあります。
会社名や番組名は出せませんが、
制作会社の中で言えばトップレベルの規模のところで、
かつ知らない人などほぼいないような
国民的なバラエティにも少し関わりました。


主に関わったのはもっとNHKのマイナーな
実験バラエティの特番でしたが。
学ぶことが多かったです。


テレビというのはいわゆるマスメディアです。
超多くの人に情報を届けられる媒体。


反対に、特定の人に向かって届ける
小さなメディアはパーソナルメディアと呼びます。
YouTuberやブロガーをイメージして貰えれば
わかりやすいと思いますね。

このブログもパーソナルメディアです。


どちらにも触れた僕だから言えることもあるかなー
と思ったので、
今日はインターン経験とネットの知識を踏まえて
テレビと小さなメディアのこれからを語ります。


なのでサブタイトルは
「マスメディアvsパーソナルメディア」
ですかね。



と言いつつ、まあ主にインターンの感想です笑


かるーいメモ的な記事です。ではいこう!

大手ではなく個人が勝つ時代


大前提として、これからは個人の時代です。
というかネットの登場で
個人が参入しやすくなった時代です。

なぜ個人なのか?ざっくり言うと↓


物が溢れている現代では、
人々の欲しいものは生活必需品じゃなくて贅沢品。

ニーズではなくウォンツ。

人によって欲しいものが違う。

大手が対応できない。誰にでも売れる商品作りづらい。
逆にニッチな、値段が高い市場が盛り上がる。

大手の穴を突いた個人が勝てる。



まあこういうことです。詳しく知りたい方は下の記事へ。
これは知っておいて損はないです。
大企業に就職は危ない!?東大生が教える、これからの時代とキャリア


で、僕はこの大手と個人の構造って
まさにテレビ局とYoutuberの構造だなと思うわけです。
マスメディアとパーソナルメディアですからね。
関わってる人数がえぐい違いですし笑



この大前提を共有した上で進めたいと思います。

制作期間と人数が・・・


最初に言ったように
僕はある特番の番組に関わっていました。
NHKで一日だけ放送される59分の番組。



その制作が本格的に始まったのが2ヶ月半前です。
構想だけでいえば当然もっと前。


そして、制作チームは僕を入れて8人です。


もちろんそれぞれ別の番組や業務もあったとはいえ、
やっぱ大掛かりというか、
めっちゃ時間かかるなぁというのが正直な感想です。


というか、チームは8人ですが
出演者を含め関わった人数でいえばえげつないです。

えげつないです笑 ガチで。


まず社内の他の人にヘルプを頼むこともありますし、
放送枠を決める放送局の人間との話し合いもあります
(テレビ局と番組制作会社は別の会社です。
子会社のイメージですが)。

そして一般人が出演する実験系ともあって、
VTRに出演した人数は芸能人と合わせて
ざっと100人程度でしょうか。
中にはそれこそ2ヶ月半時間がかかる
実験をした人たちもいます。

そしてそれをスタジオで見る芸能人2人とゲスト3人。


それぞれのロケ地の管理人さんやスタジオを準備する方々、
機材を運ぶ人、美術さん、編集会社さん等を含めれば、
もうヤバいです。


とにかく時間と人数の面だけで言っても
意味わからんレベルだということですね。


Youtubeやブログなら1日、1人でも可能ですが、
テレビで放送するとなると
どんなにマイナーでもそうは行かない。



実際超有名バラエティの収録に参加したときは、
裏のスタッフの数にビビりましたw


もちろんその分
YouTuberには作れないようなクオリティの
コンテンツが出来上がるんですけどね。


あの規模を個人でやるのは無理でしょう。

すげえ手間かかる


そんなに長期間することあるの?
という疑問も湧くでしょう。

というか僕は湧きっぱなしでした笑


で、実際何をやるかというと、
そもそも特番だと企画を1から考えるのが
すげー大変なんです。

めちゃくちゃ調べて、候補を絞って、
テレビ的にいけるかを会議して・・・
を繰り返してやっと企画が決まります。



で、その後もリサーチがえぐい大変です。

僕が3ヶ月何をしていたかというと
8割くらいはリサーチです。
ひたすらググってましたw


出演者を決めるために企画に合う人、
番組の規模に合う芸能人をリストにしたり、
出演者のブログなどからネタを拾ったり、
企画をするために必要な情報を集めたり、
ロケ地を調べたり収録スタジオを調べたり・・・



あとはテレビだと裏を取るのがめちゃくちゃ大変です。
無責任なことを言えないからです。


これは民放だろうとどこでも同じですが、
NHKだと特に厳しいです。
科学的なことを取り扱う番組だったので、
その説明が本当に正しいのか?

わからない場合はその道の研究者・大学教授に
確認をしてまで調べまくります。

それっぽいことを説明する姿だけ撮影させてもらったり。
テレビでよくありますよね。


あとはテロップの校正もだるい笑
この日本語の使い方は合ってるか?漢字は適切か?

この辺に関してはNHKだから本当に厳しかった笑
民放はもっと全然楽だそう。


だるいofだるいですよw



ブロガーとかYouTuberなら絶対こんなことしねえ笑
誤字ってもさほど問題じゃないですからね。



と、まあ基本的に番組のADの仕事はこんな感じ。

あとは先輩ADの方々は僕のリサーチをもとに
アポを必死に取っていました。

出演者の事務所やら出演する教授やら、
使用するロケ地、スタジオやらに電話をかけまくり。
その度に会社名・局・番組名・番組趣旨を
説明するので大変そうでした。



というわけで、
規模がでかいぶん作るのが大変なのは当たり前ですが、
規模以上に手間がかかってるという現実がありますよ、
という感じです。

放送局との上下関係


先ほど少し触れましたが、
番組制作会社は局から依頼を受けて番組を作ります。
民放であれNHKであれニュースでない限り
基本そうだと思います。


放送局がどこにどんな番組を持ってくるか
決めているわけです。

で、僕らの番組はその枠を決める際に色々あったらしい。


これはもちろん局の人がやるので
僕らはノータッチですが、
うちのプロデューサーは割と頻繁に会議してました。


まあそれはイレギュラーなのですが、
枠より問題なのが番組名や番組内容。


そこにまで口を出してくるんですよね〜。
そして基本逆らえない。



こっちがA路線で作ってて
B路線にしろと言われて変更したら、
やっぱりCだ、みたいなことも起こるわけです。
そしてうちのチームが怒るわけですw



大人数が関わると宿命ですが、
なーんか無駄が多いですよね。


みんなで作り上げるのが醍醐味、
という意見もあるし、もっともだとは思いますが。

うーん、でも正直僕のところは
そういう雰囲気無かったですね笑


上下関係があるし、
仕事としてシビアな面もあるのでそういう絆!
っていうのは感じられなかったかなぁ。



対して個人ならなんのわだかまりも無いので
効率の面で言えば良いですよね。


例えばYouTuberなら
良い動画を作るためだけの行動をしてればいいので。
企画して撮影して編集して。



テレビ、というかマスメディア、
もっと言えば大企業はそこ以外の無駄が
多い気がするんだよなー。

レバレッジが弱い



僕がテレビの一番問題だと思うところです。


放送枠が決まってるから、
どうしても大勢の人に見てもらいにくい。

要するにバズらないんです。
ネットに残らないってところが
まじで問題だなと思います。



YouTubeやブログだと一度動画や記事を上げれば
3年も5年も見られたりするんですけどね。
そういうのはほとんど無いし、
例え1ヶ月であろうが残れば見てくれるのですが、
残ってない。


そりゃー広まらねえだろ、と思いますよ。
もちろん今はテレビ視聴ポータルサイトがありますが、
弱いっすよね。1、2週間しか残らないのもそうだし、
構造的に新規ファンが作りにくすぎる。


口コミだって、毎週放送のドラマやバラエティなら
効果ありますが、特番だと詰みです笑


せっかくあんなにいいもの作ってるのになーー。
リアルタイム勝負とか終わっとる笑


ちなみに僕が携わった
例の特番の視聴率は1.5%とかだっけな?
悲しすぎて忘れましたw
時間帯のわりに奮闘したらしいですけど、知らんわw


いやーーー1人のADに過ぎないとはいえ、
3ヶ月間必死に手伝った番組が
特に話題も呼ばず視聴率1.5%ですもん。

相場とか知らないけど
ふっつーに悔しいし悲しかったですね。
あんだけ時間と手間かけてこれですか、というか。


総じて、テレビはいいものは作れるんだけど、
それを広める力が弱いなぁと思います。

いいものを 作る×広める
この両輪が大切なのにーーーー。

師匠もよくおっしゃいます。



コンテンツ×マーケティングとも言い換えられますが。
マーケティング超面白いし
重要だと思うんですけどねぇ。

これできるといろんな人と組めるし、無双です笑
僕と同じく刺激的で濃い人生を送りたいなら
まじでお勧めできる。
ここでは本題からずれるので、詳しくは下の記事で。
3億師匠の教え・僕の考えてることがわかりますw
マーケティングが最強のスキルであることを証明しよう 稼げるし楽しいし廃れない「経営者のスキル」



とにかく、リアルタイム勝負で行くとしても
もうちょい積極的なマーケを仕掛けて欲しかったですよ。
その辺の事情は知らんけど。




で、これをまとめるとするならば
レバレッジが弱いって表現になるのかなぁと思います。


YouTubeが1の力で作って10の人に届けられるとしたら、
テレビは10の力で作っての10の人に届ける、みたいな。
あくまでイメージですよ。そんなイメージ。



レバレッジかかりまくりの
お手軽YouTubeに負けるわけですよ。



全部が全部とは言いませんが、
レバレッジがかかりにくいテレビ番組は
コスパ悪い番組も多いよねという話でした。



それを克服しようとしてるのが
abemaTVとかの流れでしょうね。

現状とこれから

2019年にweb関連の広告費が
テレビ広告費を上回りました。


ずーーっと1位だったテレビ広告が凋落してます。

これはweb広告が伸びただけでなく、
テレビ広告が落ちたことも原因です。


まあもうみんな気づいちゃってますよね。
web広告のがええやんけ、みたいな。
だってみんなテレビじゃなくて
ネット見てるんだもん。


そこにコロナが拍車をかけました。
これは割と内部の人に聞いた話ですが、
あるキー局の広告費は
コロナ前の2/3に下がっているそうです。
資料見たら他も大体やばかったです。


いや、2/3って冷静におかしいw
キー局ですよ?

笑う余裕ないくらいおかしいですよね。
ただでさえ下がっていた
テレビ局の売り上げ(?)が2/3です。



あとは芸能界から
YouTubeへの参入が激しいですよね。

いや芸能人どんだけYouTube やるねん笑
川口春奈とかまいやん(白石麻衣)、
オリラジなど芸人たち。
とんねるずの貴さんまでやってるし笑


個人としても凄いですし、
YouTube に番組もできてきてます。

僕がちょー大好きなTHE FIRST TAKEとか。
↑ゲストアーティストが一発どりで曲歌う番組


こういうのやりたいなーと思ってたら
やられました笑


まだこれを企画して人を集める力は僕に無いけど、
将来的にはそういう力を持ちたいもんだマジで。



ともかく、現状芸能界から
YouTube への流入の流れが強いです。

これからはTHE FIRST TAKEやら
abemaみたいなのが増えるんじゃないですかね。

テレビでマイナー番組やる理由が
無くなってきたしなー。


放送局もポータルサイトをより使いやすく、
かつ見やすいように力をいれていくと思います。

そっちの方が残りますからね。
てか、録画されるよりポータルサイトで見た方が
広告見てもらえるっていう問題もあります笑


録画してたら広告飛ばしちゃうから意味ないし。



あとは、テレビとしては
逆にYouTuberを出演させる戦略は取れますよね。
普段YouTube しか見ない若い世代を
テレビに引っ張るためには割と有効な気が。
僕の友人ははなおさん目当てでテレビつけてました笑


フワちゃんとか(ぶっちゃけよく知らない)。
YouTuber上がりでテレビにも出まくってると思います。
少なくとも2020年現在。



まあテレビはYouTube を敵対視するよりも、
うまく利用していく方が賢いんじゃないでしょうか。

最低限、個人YouTuberができない規模感、
クオリティは必要ですけどね。
(クオリティ高ければ面白い訳でもないから難しい)

個人の情報発信が最強すぎる



僕のブログの読者さんは向上心高い方が多いので、
その方たちに強く言いたいこと。


今回の記事でテレビとYouTubeの現状を
理解するだけでは勿体無いです。
テレビとYouTube・ブログの事例からわかるように、
今自分が力をつけようとするならば
「個人で情報発信」これが鉄則です。


まあ別に今に限らずですが。


冒頭に書いたように今は個人の時代です。

大きな組織より個人の方が強い。


戦後から90年代くらいまでの
大企業神話が終わりつつある。


売れっ子芸人になりたいなら
芸能事務所に入るよりYouTube 頑張った方が早いし、
売れっ子歌手になりたいのなら
レーベルに頼る前に
どんどん自分の曲を発信した方が早いです。


エンタメに限らず、僕みたいにビジネス方面で頑張って
売り上げを上げたいなら
ビジネスのTwitterアカウントやYouTubeチャンネル、
ブログを立ち上げるべき。

これも立派な情報発信です。



お金のために、ではうまくいかないので
お客さんのために、を考えなきゃですが。



レバレッジを掛けまくって
ファンが増えればいいんです。



発信するコストが下がった今では、
発信する側とそれを眺める側で
まじで格差が生まれます。
放っておいたらもう追いつかない差ができます。


情報発信はメリットありまくり、
メリットしかないので、
非日常を手に入れたい読者さんは
ぜひ始めて欲しいです。


と、今日一番言いたいこと言えたので
このくらいにしますね笑
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!



追伸
情報発信の第一歩には実績が重要です。僕もこれを使っています。
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極めればこれだけで不労所得達成という優れものです。



大手が厳しい根拠をきちんと説明する記事書きました
(もちろん大手のメリットも書いてます)。
大企業に就職は危ない!?東大生が教える、これからの時代とキャリア

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